お金に困ってしまい、何とかしなければいけないという時の為の対処法をいくつか紹介していきます。友人や知り合いなどから借りることが、できればそちらの方がいいかも知れませんが、それが難しい時には以下で紹介する方法のいずれかの利用を考えてみましょう。
ただし、人によっては利用できない方法もある為(きちんとした勤務先が必要な場合など)、全ての人に当てはまる訳ではありません。よって、この中から自分が利用できそうな方法を見付けてください。
尚、急場を凌ぐ為の方法になるので、どの方法でも後から借りたお金以上の返済が求められますが、そんな心配以前に、ともかくお金が必要だという人向けです。まだいくらかは余裕があるという人には無理におすすめしません。
消費者金融を利用する方法
それほど高額でなければ、消費者金融の利用が一番早くお金を手にすることができます。現在では無人契約機、またはネットからの申込みがほとんどとなっている為、人と対面が必要ないという点もメリットの1つに挙げることができます。
一度は名前を聞いたことがある、アコム、プロミス、アイフルが現在の大手消費者金融3社と言われており、どこを利用してもほとんど変わることはありません。ですが、会社員や公務員でない場合には、スムーズに融資が受けられないことが多いので、そのような職業に就いている人向けになります。
もちろん職場には分からないように借りることができ、心配な利息も実際に計算をしてみると、それほど高いという訳でもありません。具体的に、それらで10万円を借り、1年の12回の返済プランにした場合、合計して約11万円(実質年利18%で計算)の返済になる程度です。
きちんとした勤務先があれば、30万円までは初回から借りることができると考えていいでしょう。ただし、それ以上の金額になると、利用実績が必要になってきます。年収が多い場合には、50万円まで借りられることもありますが、基本的には30万円までだと思っておいてください。
尚、消費者金融は融資までのスピードがとても早く、その日のうちに借りられることも珍しくありません。指定した銀行口座まで振込で行ってくれるので、どこにも行かずにスマホ1つだけで借りられるという点から、時間がない人にもおすすめな方法になります。
銀行カードローンを利用する方法
銀行カードローンの利用も、現在ではごく一般的な方法となっています。おすすめなのは三菱UFJ銀行、または三井住友銀行のカードローンで、どちらにもテレビ電話による無人契約窓口が用意されている為、誰にも合わずに契約することが可能です。
各支店のATMコーナーにそれが設置されており(設置がない支店もあります)、三井住友銀行では、毎日21時までそれが利用できます。三菱UFJ銀行では平日は20時、土曜日は18時、日曜日・祝日は17時までなので注意してください。
しかし、その場でお金を借りることができず、融資は早くとも翌日以降になります。これは銀行カードローンに共通して決められているルールなので、どの銀行を利用しても変わることはありません。
よって、今日中にどうしてもお金が必要だという人には向いていませんが、消費者金融より利息が少し低いので、返済に少し時間が掛かりそうだという場合には、こちらの方がお得になります。具体的には、10万円を1年間の12回払いにすると、合計して約10万8千円の返済になります。
先の2つの銀行では、その銀行に口座を持っていなくても利用できます。後から口座の開設の必要もないので、面倒な手続きはなく、カードローン用のカードの発行だけです。それも、無人契約窓口から受け取ることができる為、自宅に郵送されるような心配もありません。
質屋を利用する方法もあります
若い人にはあまり馴染みがないかも知れませんが、この質屋を利用する方法は、実は一番簡単にお金を作ることができるのです。質屋では、世間的に認められた価値のある物を預け、それに見合ったお金を借りることができます。預けられるものは、主にブランド品や貴金属類になり、有価証券類も物によってはその対象になります。
質屋には決められたルールはがあり、預けたものはその日から3ヶ月までに取り返さないと、「質流れ」になって二度と返ってくることはありません。そして、1ヶ月単位で利息を支払う必要があります。つまり、2ヶ月後(利息の支払いの2回目)までは利息だけの支払いで構いませんが、3ヶ月後になる3回目か、1ヶ月後の1回目、または2ヶ月後の2回目の時に、1ヶ月分の利息と借りた元金をまとめて返済しないといけません。
その利息も、消費者金融より高く設定されており、実質年利にすると30%以上のことがほとんどです。(貸金業法とは別の質屋営業法によって認められています) その代わりに、価値のあるものさえ用意できれば、30分間も経たずにその場でお金が借りられるのが魅力です。詳しい審査なども一切ありません。
何かを売却する方法もありますが…
先の質屋は、一時的に預けるだけなので、きちんと利息と元金を支払うことで、預けた物の返還を受けることができます。その為、売りたくはなく、一時的に預けるだけという感覚で利用できますが、こちらの売却する方法は、原則的にそれが返ってくることはなく、完全に手放してしまうことになります。
その物のジャンルに合った買取専門店などの利用になり、世に言うリサイクルショップもそのような1つです。ただし、プレミアが付いている物の場合は専門の業者の利用がおすすめです。総合リサイクルショップだと、それが考慮されない買取値が付けられてしまうことがあるからです。
大手のブランド買取店では、質屋営業も兼ねて行っている場合があり、例えば、買取値で5万円になるものであれば、預けても4万円程度(買取値のおよそ8割程度まで)は借りられると考えていいでしょう。この場合、必ずしも4万円(最高)を借りる必要はなく、2万円だけでいいという場合はそうしておいた方がそれに対して掛かる利息も安く、元金と共に取り返しやすくなります。
売ってしまうのは惜しいという時にはそちらの方がおすすめですが、目いっぱいまでお金にしたい時には、この売却の方が向いています。
ファクタリングは事業者向けの方法です
近年になって聞くようになったこのファクタリングとは、将来的に入ってくることが分かっているお金を担保に、お金を融資してもらう方法です。主に企業や個人事業者向けになり、入る日付が決まっている売掛金(来月の月末、など)が扱われることが多く、20万円のそれを担保に18万円を借りるといったような具合になります。
最初から入る金額が分かっていて、その金額とそれまでの期間に応じた金額の融資になるので、利息の支払いが生じることはありません。ただし、よくよく考えてみると、割が悪いこと(差額を利息として考えると、実質年率にして50%以上になるようなケース)がほとんどなので、大きな売掛金の類いがあり、必要なお金も相応に大きく、他の方法では調達が難しいといった場合でないと、あまり利用はおすすめできません。
最近では個人の給与を担保にしたファクタリングを扱う業者が登場していますが、これは違法スレスレの営業なので、決して利用してはいけません。(貸金業扱いになり、その為の免許が必要ですが、取得していない業者がほとんどです)
状況に応じた借り入れ先を選びましょう
このように、すぐにでもお金が必要であれば、会社員や公務員であれば、消費者金融の利用が一番です。借りられる金額こそ30万円が1つのラインになりますが、逆に言えば、そこまでであれば即日に融資を受けることも可能だからです。パートやアルバイトでも、その収入に応じた金額を借りることができ、10万円程度であれば、やはり消費者金融がおすすめですが、価値の高い物を所持している場合には、質屋の方がいいかも知れません。
銀行カードローンは、即日の融資を行っていませんが、利息は消費者金融より多少低く設定されているので、そこまで急ぎではない時にはこちらをした方がお得です。ただし、消費者金融より審査が少し厳しくなる(銀行の審査は、どこよりも厳しく行われます)ので、借りられないこともあると覚悟しておかないといけません。もちろん消費者金融でも必ず借りられるとは限りませんが、銀行カードローンよりは柔軟に対応してもらえる(30万円は無理でも10万円なら、など)と覚えておいて構いません。
銀行カードローンや消費者金融などを利用する場合、いろんな会社が様々なサービスを出しています。どころ利用するかによって金利や限度額が変わってきますので、事前に比較検討することが重要です。
お金については資金調達の総合情報サイトである資金調達プロ(URL:https://shikin-pro.com/)を利用すれば、消費者金融から銀行カードローンまで非常に詳しく解説されています。また公的融資や補助金などについてもかなり詳細情報が見れるので一度チェックしてみることをおすすめします。